隣の席のAさんは、自分で考えた企画が通ってイキイキしてる。
この前はBさんがとてもわかりやすい業務効率化マニュアルを作っていた。
みんなすごいなぁ。
それに比べて私は、ただ事務をコツコツとをこなしているだけ。
あんなにすごい発想力なんてない。
私には「才能」がないんだなぁ…。
あなたはこんな風に感じることはありませんか?
確かに、新しい発想をするのが苦手な人から見たら、色々なアイデアをぽんぽんと生み出している人は輝いて見えるかもしれません。
そして、「あんな風にできない…私はダメなんだ!」と考えてしまいがちです。
ですが、本当にあなたにできることはないんでしょうか?
発想力が高い人は、なんでもできるんでしょうか?
自分の短所は「だからこそ私は○○できる!」でカバー
発想力が高い人は、色々な新しい企画が頭に浮かび、頭の中が忙しいです。
それを形にするために動きたくてうずうず。
つまりなかなか同じところにとどまっているのが難しいタイプの方が多いと思います。
逆に、事務をコツコツやることができる人は、あまり感情に流されず淡々と作業をすることができて継続力が高いです。
同じことを繰り返し行う必要がある時に向いているのはこちらのタイプでしょう。
私は、コツコツ作業をすることはあまり苦ではありません。
ですがアイデアをすぐに出して!と言われても困ってしまいます(^-^;
昔は発想力が高い人のことを「あの人はアイデアマンでさらに実行力まであって、すごいなぁ」とうらやんでいましたし、実際にそんな人になりたいと思っていました。
ですが、アイデアを生み出す工夫の本を読んだり、実際に試してみてもいまいち上達しません。
それで「私にはできないんだ、無能なんだな…」と落ち込むという日々を過ごしていました。
今日の文章の最初に出てきたのは、実は過去の私なんです。
今でこそ自分の得意なことはこんなことですと言えるようになりましたが、以前は自分の弱点ばかりが見えていました。
そんな時に出会った本のひとつが八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド [ 八木 仁平 ] 価格:1540円(税込、送料無料) (2021/9/1時点)楽天で購入 |
この本のなかでは、短所を「だからこそ」と言い換えることで長所に変換できるというシンプルなやり方が載っていました。
例えば、私は人とすぐ打ち解けるのが苦手です。
ですが、だからこそ打ち解けられた人とは丁寧に付き合うことができます。
友人の数は多くないですが、一人一人を大切にしています。
私はアイデアをたくさん生み出すことはできません。
ですが、だからこそアイデアを生み出せる人たちのサポートができます。
先日は知人が「私は人に使われて生きていくのが合っているから」と自虐的にお話をしていました。
「でも、あなたが淡々と働き続けてくれるからこそ上司の方も安心ですよね。それも一つの長所だと思いますよ」と答えると、大変驚かれていました。
なんでも、これまでは独立してキラキラしている人たちのほうが素晴らしいという価値観が合ったそうです。
それに比べて自分は人に雇われてしか働けないから…と落ち込むことがあったとか。
せっかくコツコツできる素晴らしい力があるのに、自分ではあまりにも当然すぎて見えていないのはもったいないですよね。
あなたもぜひ、「だからこそ」の考えを使ってみてはいかがでしょうか。
才能がない人なんていない
才能という言葉を「天才的な能力」とだけ捉えてしまうと、私には才能がないんだという考え方に向きがちです。
ですが、人よりも自分が無意識に楽にできることと考えると、誰にでも才能があります。
- 人前に出て話すことに抵抗がない
- 整理整頓が得意
- 人とすぐ打ち解けられる
- 論理的に考えられる
- 人の話をじっくり聞ける
- 新しいことをすぐ始められる
- 毎日出勤して仕事ができる
- 目の前の人を笑わせることができる
これら全て、あなたの才能です。
全然才能がないということは、ありません。
だから、あなたの感じているマイナスな面ばかりに気を取られず、ぜひ自分が自然とできることは何かを見つけてほしいなと思います。
***お知らせ***
2児のママFP片岡真紀です。
13年の公務員生活で得た知識を活かし、主に女性向けのお金の悩みを解決する家計相談屋さんをしています。
・家計簿がなかなか続かない!
・せっかく家計簿を付けているけれど、どこを改善したらいいかもわからないなぁ。
・私…保険に入りすぎてる!?
こんなお悩みはありませんか?
家計についてお悩みがある方のご相談をお受けしています♪
詳しくはこちらのリンクからどうぞ↓
