突然ですが質問です。
あなたは家計簿をつけていますか?
では、つけている方にさらに質問です。
その家計簿、見直して管理していますか?
実は、家計簿には「記録する」という第1ハードルと、「チェックして管理する」という第2ハードルがあります。
この2つのハードルが、なかなか高いんです。
そんな中、今回はひろよんさんからご質問をいただきました。
家計を管理する時のコツが知りたいです!
そもそも食費と日用品と家賃と…どこまで分けたらいいの?
管理の方法は?
どの数字を見て改善すればいいの?
家計管理のコツ。
シンプルな言葉ですが、とっても難しいですよね。
内容を拝見すると、ご質問は「家計簿」の部分のお話かなと感じます。
ですので、今回は家計簿のつけ方と見直し方に絞ってお話しようと思います。
この記事を読むとわかることは以下のとおりです。
- 家計簿はどんな目的でつけるのか
- どのように家計簿の費目を考えると良いのか
- 家計簿をつけた後にどう改善していけば良いのか
早速始めましょう!
家計簿の目的は現状把握と改善案の検討の2つ!
結論、家計簿をつける目的は「現状把握」と「改善案の検討」の2つです。
目的地がどこだとしても、今自分がどこにいるのかがわからなければ道のりの計画ができません。
そのために、現在の収支について把握する事が必要です。
その現状把握をした上で、改善が必要であれば改善案を検討します。
継続して家計簿をつけることで、その改善案が効果的なのか、それとも他の案を考えるべきか判断する材料になります。
家計簿の費目は「何を把握するか」で考える
家計簿の費目の分け方については、方法がいくつかあります。
- 家での食費・外食費・日用品・家賃・衣類…と細かく分ける
- 食費と日用品、家賃と光熱費など、細かく分けずに複数をまとめる
- 消費・浪費・投資の3種類で分ける
- 支出額の範囲だけ決めて、費目は分けない
細かく分ければ分けるほど、それぞれの費目ごとにどういったタイミングで費用が増加(減少)するかがわかりやすくなります。
ただし、「これはどの費目?」とその都度考える必要がありますし、分ける費目を毎回変えてしまうと効果的に把握できません。
費目を全く分けない(気にしない)場合は、純粋に支出額だけ確認すればよいので手間がありません。
ただ、大きい袋にひとまとめにしているのと同じなので、改善策を検討するのが難しいとも言えます。
どちらかと言えば、ある程度家計の管理が既に整っている上級者向きでしょう。
究極的には「把握したい内容に応じて分け方を変えればよい」という話になってしまうのですが、それでは具体的ではありませんね。
ですから、まずは基本の費目である以下を参考にしましょう。
住居費、保険代、通信費、自動車関係費、水道光熱費、教育費、食費、日用品費、交際費、交通費、医療費、美容費、お小遣い(個人費)
この中で、毎月利用がないものや、あっても少額のものについては省いて費目を「その他」とします。
また、「通常の食費と外食費をわけたい」「コンビニの利用が気になるから食費の中でも特にコンビニでの買い物だけ分けたい」といった希望があれば分けていきます。
それでも費目が多いと感じる場合は、住居費や保険代、通信費といった「毎月ほぼ金額が固定される費用」については固定費としてまとめておくのも良いでしょう。
把握して改善するためには、まずあなたがつけやすい家計簿にすることが大切です。
ですから、あなた自身のルールを作るのが正解です。
そして大切なのは、1度決めたらルールを変えないということではなく、柔軟に変えていくということです。
慣れてきたら自然と、「この費目はまとめていい」「これは特に注意したいから分けておこう」と浮かんできます。
その都度少しずつ変えていけば良いのです。
家計簿は「買い物時の状況」を見る
家計簿を付けたらつけっぱなし…。
これはよく聞く話ですが、せっかく労力を使って記録したのですから、振り返りをしましょう。
家計簿をつけ始めてすぐは、1週間ごとに振り返ることをお勧めしています。
ただ、振り返る時に「あ~また買いすぎちゃった…」と自分を責めるだけではあまり意味がありません。
一番見てほしいのは「買い物時の状況」です。
例えば、忙しくてお惣菜を買うのが多い週だったとか、寝坊して外で買うことが多かったということであれば、疲れる状況だったということですね。
もし事前にスケジュールが立て込むことがわかっていれば、対策が取れそうです。
お店に行ったら雰囲気で服を買ってしまった…という場合は、買うものを決めている時にしかお店に行かないようにするということもできますね。
そのお金の使い方で満足しているかどうか、満足でなかった場合はその時の状況を振り返って対策を立てていきましょう。
家計の未来を予想してから対策を立てると効率的
2~3か月ほど家計簿をつけてみると、あなたの家計の収支額の目安が出てきます。
月に〇万円は黒字になりそうとか、△万円赤字といった状況ですね。
では、その状況が続いた場合、1年後、5年後、10年後…どうなるでしょうか。
目標としている金額に近づけそうですか?
もし順調に目標にたどり着けそうであれば、そこまで大きな対策が必要ないということです。
気持ちをゆるめて大きな使い過ぎがないようにだけ気を付けましょう。
これは余談ですが、大丈夫だとほっとして使いすぎてしまうことがよくあります。
高収入の方が「自分はたくさん稼いでいる」という余裕から支出が増えてしまうことも多いんですよ。
もし目標に近づくことができそうにない場合は、年間いくら、月にいくら改善すべきかを考えていきましょう。
場合によっては、目標金額が本当に必要かどうかも検討したほうがいいかもしれません。
現状の確認と、長期的な視点の両方で家計を考えていくことが大切です。
目標金額なんて決めていないよ!
いくらくらい残しておけばいいのか全然わからない!
という時には、ぜひ私と一緒に考えましょう。
1人で悩むのは、時間の無駄です。
まとめ
今回は、家計管理のコツとして家計簿のつけ方、見直し方について解説しました。
家計簿の目的は、現状把握と改善案の検討の2つです。
その目的に沿った費目の検討を行いましょう。
費目は標準的な内容から、あなたにとって不要なものを省いたりまとめたりしつつ、特に気になる部分は新しく追加しましょう。
自分ルールを柔軟に作っていくことが大事です。
振り返りの際、満足いくお金の使い方ができていない時は、その時の状況を考えて対策をしましょう。
3か月ほど状況を確認した後、未来を考えた際に目標の到達がイメージできればOKですが、そうでない場合は年間、月間で考えて対策を取りましょう。
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