新社会人になって得るもの。
新しい生活。
新しい人間関係。
そして、新しい保険証ですね!
新社会人の方が、会社から何気なく受け取る保険証。
もらったらすぐに財布にしまって、何かあったら使うだけにしていませんか?
それではとてももったいない!
実は、保険証をもらったら最初に確認することがあるんです。
これを確認することで、あなたの大切なお金を守ることができます。
さっと見るだけでとても簡単なので、お手元に保険証を用意して、ぜひ確認してください!
新社会人が保険証で最初に確認すべきなのは「保険者名」
新社会人の方が保険証をもらうと、まずは自分のお名前などの間違いがないかを確認すると思います。
私の知人は生年月日が間違っていて、もらってすぐ回収されていました。
ミスもありますので、よく見て確認しましょう。
そして、次に確認をしてほしいのが「保険者名(名称)」です。
保険証の一番下に書かれています。
全国健康保険協会○○支部とか、○○健康保険組合、○○国民健康保険組合といった記載があると思います。
これが、あなたが加入している公的保険の保険者ということです。
例えば、病院にかかるときには原則3割の負担で済みますが、残りの7割の負担をしてくれるのがこの保険者です。
その代わりに、私たちは保険料を支払います。
お給料をもらう方は、保険料がお給料から差し引きされます。
保険証を受け取ったあなたのことは被保険者と呼びます。
保険を受ける人という意味ですね。
確認した保険者名でHPの給付画面を見る
さて、それでは先ほど確認した保険者名をインターネットで検索して、保険者のHPを見てみましょう。
そして、「保険給付」の内容を確認します。
全国健康保険協会の場合は、「こんな時に健保」という欄で給付の内容がまとまっています。
それぞれのHPで説明が異なるので、「給付」とか「支給」などのページを確認しましょう。
そうすると、被保険者であるあなたが、保険証によって様々なメリットを受けられているということがわかります。
- 本当なら病院で1万円の医療費でも支払いは3千円で済む(療養の給付)
- 医療費が高額になっても一部払い戻されたり、窓口で割引してもらえる(高額療養費)
- 子どもが産まれた時はお金が下りる(出産一時金)
- ケガや病気で一定期間休業した時はお金がおりる(傷病手当)
上記の内容以外にもありますので、ぜひ直接調べて確認してくださいね。
給付内容を見ておくことがどうして役に立つの?
私は健康だからそんなに保険証を使うことがないんだけど…
そのように感じる方もいるかもしれません。
ですが、それでも確認しておくべきです。
なぜかと言えば、民間の保険に入る際の検討材料になるからです。
保険屋さんも、春になれば新社会人のあなたのところへご挨拶にくるはずです。
そしてほぼ100%、保険について営業のお話が来ると思います。
その時に「自分はこの保障は公的な保障だけで大丈夫」とか、「この部分は手厚くしようかな?」などを考える必要が出てきます。
そんな時に、そもそも自分がどのような保障を既に持っているのかというのを知っておくことはとても大切です。
保険屋さんも、私たちの保険者や給付の内容全てを把握しているわけではありません。
ですから、過度な保障をつけたプランを提案してしまう場合もあります。
もしあなたが保険給付の内容を知らなければ、あなたが必要と思わない保障までプラスしてしまい、過剰な保険料を支払うことになりかねません。
少し確認しておくだけで、保険に対する自分の納得感も、お金のゆとりも変わっていきますよ。
給付の内容は、保険者によって違う!
日本は、国民皆保険制度といって全員が保険証を持っています。
それなら、別に自分の保険者の
HPじゃなくても、全部まとまっている
ページがあるんじゃないの?
勘のいいあなたなら、このように思うかもしれません。
ですが、残念ながらそのページは存在しません。
なぜかというと、保険給付の内容は保険者によって異なるからです。
例えば、健康保険組合などでは「付加給付」という制度があります。
医療費が高額になった場合、支払い金額に限度をつけてくれる高額療養費という制度があります。
付加給付は、それに加えてさらに低い金額で治療を受けられるというものです。
健康保険組合や共済組合に多い制度で、全国健康保険協会や国民健康保険にはありません。
もし、あなたが入っている保険者で付加給付があれば、とてもラッキーです。
ですから、「友達はこういう風に言ってたから自分もそうだろう!」と思わずに、自分の保険者の給付内容をチェックしてみてくださいね。
まとめ
今回は、新社会人になったら最初に確認してほしい保険証の保険者について解説しました。
保険証をもらったらすぐに、氏名や生年月日とともに保険証の「保険者」を確認しましょう。
そして、その保険者の名前でHPを検索して、どのような給付を受けられるかを確認しましょう。
そうすることで、これから考えることになる民間保険の検討材料になります。
自分にはどんな保障があって、どんな保障を自分で用意するのか。
たった1つの正解がない分、考えるのはとても難しいことです。
ですが、まず知識として自分にどんな公的な保障があるのかを知っておくのはとても大切です。
知識はあなたを守る力になりますよ。
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