【全文掲載】保育園の保護者代表謝辞を読みました

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卒園式で謝辞を読みました 雑記

春は出会いと別れの季節です。
先日、私の娘も保育園を卒園しました。

その中で、保育園の保護者代表謝辞を読ませていただく機会を得ました。

貴重な経験をさせていただいたな~と思うのですが、大体の方が一度きりだと思います。
このブログにたどり着いたあなたも、さてどうしようと困っているのではないかと思います。

例えば私はこんな不安がありました。

  • 文章はどうやって作る?
  • 手書き?印刷?
  • 礼をする順番は?
  • 読むときに泣いちゃったらどうしよう!?

あなたもあてはまりますか?

もし私と同じような悩みを持っているのなら、この記事が少しでもお役に立つのではないかと思います。
実際に私が読んだ謝辞の全文も載せておりますので、ぜひご覧くださいね。

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保護者代表謝辞の文章は大きくアレンジしなくてOK!

実際に保護者代表謝辞をやることになって、最初にぶつかるのは「何を書けばいいんだろう?」だと思います。

子が通っていた保育園では、謝辞を引き受けたところ、「こちら参考にしてください!」と過去2年分の謝辞を貸してくださいました。
基本的には、それらをベースにしたので構成は大きく迷うことはありませんでした。

構成は以下の通りです。

  1. 時候の挨拶
  2. 卒園式開催のお礼
  3. 入園当初の思い出
  4. 成長を感じた思い出など
  5. 将来の展望
  6. 締めの挨拶

実際、先生方は毎年謝辞を聞くかもしれませんが…一言一句覚えているわけでもありません。
保護者の方々にいたっては、自分の子どもが関係するタイミングでしか聞くことがありません。
ひねったり奇抜な内容にするよりも、流れを守りながら感謝の気持ちを伝えるというスタンスで全く問題ないでしょう。

そんな中、少しだけ頭を悩ませたのは、成長を感じた思い出についての記載です。
運動会や発表会などのイベントを思い出しながら、子どもたちの成長を感じたのはどこだったかな?と文章を作りました。

さらに振り返ると、保育園から送られてくる写真の子どもたちが本当に可愛かったのが印象的でした。
ですから、その内容を入れた上で感謝の言葉をお伝えしよう!と決めました。

実際に考えるときは、イベントの時に家族や他のお子さんの保護者の方とどんな内容で盛り上がったかな?と思い出すといいと思います。

下書きを作ったら、一度声に出して読んでみることをおすすめします。
文字で見るだけでは気付かない誤字や脱字、テンポの悪さなどを修正しましょう。

読む時間は、3~4分くらいにまとまっていれば問題ありません。

実際に作成した保護者代表謝辞全文

ということで、実際に作った謝辞の全文を掲載します。
個人がわかる部分については「**」で記載しています。

謝辞

日に日に暖かさを増し、やわらかな春の訪れを感じる季節となりました。

本日は、このような心温まる修了式を催していただき、お忙しい合間を縫ってご準備いただいた先生方をはじめ、関係するすべての皆さまに厚くお礼申し上げます。僭越ながら修了児の保護者を代表し、お礼のご挨拶を述べさせて頂きます。

 保育所に通い始めた当初、それまで家族とずっと一緒だった我が子が環境の変化に戸惑い、大きな声で泣いていた姿を昨日のことのように思い出します。大丈夫だよ、行ってくるねと笑顔で送り出した後に、胸が締め付けられる気持ちになりながら仕事へ向かったのは、私だけではないと思います。

 いつまで泣いてしまっているだろう、ご飯はちゃんと食べられただろうか、少しでも楽しく過ごせているといいな、などと考えつつ迎えに行くと、こちらの心配をよそに、笑顔で先生に抱っこをして頂いている姿を見て、ほっと胸をなでおろすとともに嬉しくなりました。

 そんな小さかった子どもたちも、できることが一つ一つ増えていきました。先生から伺っていた保育所での様子に加え、子どもたちからもこんなことがあったよと楽しい話を聞けるようになりました。子どもたちが自分で作った作品は、年を追うごとにそれぞれのこだわりが見られるようになりました。その陰には、いつも優しく見守って下さる先生方の姿があったと感じております。

 感染症の影響で、行事も思うようにままならない数年間がありましたが、今年度は少しずつ元に戻り、子どもたちに多くの経験をさせていただきました。夜までお楽しみ会、運動会、発表会などに加え、多くの所外保育も子どもたちの楽しみの一つだったと思います。

 特に運動会では、練習の成果があらわれた素晴らしい鼓笛隊や、真剣な眼差しで走り、そしてお友達を大きな声で応援するリレーで、子どもたちの成長を感じました。

 日々の生活を撮影頂いた写真の中の子どもたちは、笑ったり、おどけたり、いつも自然な表情を見せてくれていました。それは撮影してくださる先生方への愛情と信頼の証なのだと感じます。子どもたちにとっても、私たち保護者にとっても宝物です。

 **名の子ども達は、本日巣立ちの日を迎え、それぞれの小学校に入学いたします。**保育所での先生方との出会い、お友達との思い出、沢山の経験と愛情を両手いっぱいに持って、これからものびのび成長して欲しいと思います。

 最後になりますが、所長先生をはじめ諸先生方のご健康と更なるご活躍、そして**保育所のますますのご発展を心よりお祈りいたしまして、御礼の辞とさせていただきます。

令和六年三月**日
**組 保護者代表
** **

いかがでしょうか。
特に奇をてらった内容ではありませんが、ポイントは抑えられていると思います。

考えるのが難しい!という方は、こちらの文章をベースに一部修正いただいてOKです!
TTP(徹底的にパクる)大歓迎です。

保護者代表謝辞は手書きでも印刷でもOK!

謝辞の内容が出来上がったら、いよいよ用紙に書いていきます。
書く、と言っても私は印刷を選びました!

お借りした先輩方の例はキレイな手書きだったのですが、私は字に自信がありません。
そのため、読みやすさを重視して印刷一択でした。
字が美しい方は手書きだとより趣が出るかと思います。
お借りした手書きの謝辞については、誤字を和紙を切って貼ることで修正してありました。

印刷用紙については、保育園で余っていた印刷できる式辞用紙をいただいたのですが、ずぼらな性格のため印刷に失敗し、結局自分で購入しました。
横着してまとめて印刷しようと思ったのが失敗だったんですね…。


【PR】実際にこれを使いました!

パタパタと折り目がついいんさているので、1枚ずつ印刷がおススメです!
用紙を入れる多当(「たとう」と読むんですね)だけは、筆ペンで「謝辞」と書きました。

当日の挨拶の順番は直前に練習しよう!

謝辞の準備は万端!
子どもも準備万端!

いよいよ卒園式ですが、私は当日まで流れが一切わかりませんでした。
事前に「式の前に説明しますね!」と言われていたので、そんなものかと思っていました。

実際には、子どもたちが入場する前に読む場所やあいさつの順番について説明がありました。
言われた通りにやれば問題ありません。
そして万一間違えたとしても、正直なところ保護者側からはよくわかりません。

誰がどんな順番で挨拶をしているかなんてあまり気にしないですよね。

とはいえ、緊張すると誰でも忘れがちなので、読むまでと読んだ後の流れを一通りやらせていただくと良いでしょう。
私は練習した後に、「頭真っ白になっちゃって色々間違えていたらすみません!」と先に笑顔で伝えてしまっていました(笑)

いざ本番!謝辞を読みながら泣いてしまった!

保護者代表謝辞を引き受けてから思い出したんです。
私、涙腺が弱かったんだっけなって。

試しに、出来上がった謝辞を家で読んでみたら、こみ上げてくるものがありました。
これでは当日最後まで読み切れないかもしれない!

とはいえ、あまり対策のしようがありません。
何回か読んで、読む内容に感情が流されないように心がけただけでした。
家では、ひっそり泣きました。

卒園式当日は…やはり涙が出ました。
それでも、ヒックヒックとむせび泣くような形ではなく、涙が伝ってくる状態でした。
とはいえ涙声ですし、何より鼻水がすごいです(汚くてごめんなさい)。

もう、ままよ…と思い、ハンカチを取り出し、「失礼します、もう鼻水まで出ちゃって…」と笑いに変えてしまいました。
そうすると周囲も笑顔、私も少し落ち着いて、最後まで無事に読み切ることができました。

鼻水の話はしなくてもいいと思いますが(笑)
立派に読もうと肩ひじをはって緊張するより、自然体で読んだ方が聞き手にも伝わるなと感じました

のちほど他の保護者の方から「すごい泣いちゃった~」「こらえるのに必死だったよ~!」と声をかけていただいたので、同じ気持ちになってもらえたのかな?と思っています。

さいごに:感謝が伝えられれば全てOK!

私自身は、人前で話すことを仕事にしているため、読むことに対する緊張は強くありませんでした。
保護者代表謝辞を読ませていただくことで、はっきりと感謝の言葉を伝えられたのはとても良かったです。

子どもも「ママが読む~!」とテンションが上がっていて、それを見るのも嬉しかったです。

謝辞はその名前の通り「お礼のことば」です。
子どもたちが何年間も通った保育園で、彼らの成長のサポートをしてくれた保育士の先生方。
そんな先生たちに心からのありがとうを伝えるのが謝辞だと思います。

ですから、あなたはあなたの言葉で、素直なありがとうをお伝えください。

いよいよ小学校ですね。
御卒園、おめでとうございます!

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